
熱転写ラバープリント(アイロンシート)の剥がし方
手順1.剥離スプレー噴射

生地を裏返し、シートのある箇所にスプレーを噴射します。
剥離剤が染み込まない生地の場合は表から噴射しますが、綺麗に剥がれるかは分かりません。
※剥離スプレーの取扱いには十分ご注意ください。
手順2.剥離成分を浸透させる

すぐに剥がしてもいいですが、1分〜数分待つ方が綺麗に剥がせます。
生地にもよりますが、縮んできたら剥がすタイミングです。
または表から見てシートの表面がボコボコになっていればOK(手順3.の画像参照)
手順3.ラバープリントを剥がす

生地を両方から引っ張るだけでシートが浮きます。
伸縮性のない生地の場合はシートの端から剥してください。
※剥がした後はシートに元々ついている糊成分だけ残ります。
手順4.糊を除去

シートを剥がした後の糊成分は、いらない生地の端材等で擦るとボロボロと落ちてきます。
1回のスプレー噴射で糊成分を除去できない場合は、再度剥離スプレーを噴射して糊部分を擦ってください。
糊が完全に無くなればラバープリントの剥離は完了です。
今回使用した剥離スプレーはこちら
ラバープリントを剥がす際の注意点
以下、剥離スプレーを使用してシートを剥がす際の注意点です。
- 十分な換気を行う
- 手袋と保護メガネを着用する
- 少なからず生地に傷が付く
- 生地やラバーの種類によっては思ったように剥がれない場合もある
※スプレーは粘膜などの人体に触れると危険ですので、必ず使用方法を守って作業をしてください。
スプレーに限らず剥がす方法は様々ありますが、前提としてラバープリントシートは剥すことを想定していないことは理解しておきましょう。
どのような方法でも剥した後の生地には傷が付きますし、綺麗に剥がれるかの保証は無いです。
剥がれに強いラバーシートについて
剥がれる原因はシートと生地の相性が悪いことや加工方法が間違っていることが多いです。
もちろん、シートの品質や洗濯方法、使用状況でも剥がれやすさは変わります。
シートと生地に適正があるか、熱圧着条件、使用状況を確認しましょう。
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